人の気配がなくなった海岸でなにかを拾っている風景。

季節は夏の終わりに感じられがちですが、
春でもいいし真夏の夕暮れでもいいし、もちろん秋もいい。

季節は限定したくない、そんな気持ちで描いています。

拾い集めているものも貝殻かも知れないし、綺麗な石かも知れない。
もしかすると思い出のかけらかも知れません。

この作品で伝えたかったのはやすらぎ、あるいは心のゆとりです。

この絵を見たあなたがふっと一息をつく、肩の力を抜いてリラックスする。
絵に自分だけの物語を重ねてほしい、絵の中にやすらぎを見つけてほしい、

そんなことをずっと考え続けながら描いた作品です。