mocha 新作 -プラネタリウム-
EVENT
あの頃の空を探して。
ダイナミックかつ繊細な筆致で、壮大な空に抱く様々な感情を情感豊かに描く注目のアーティストmocha。
アニメーションやゲームの背景画からCDジャケットなど、多彩なジャンルでその才能を発揮する新鋭が、
追憶と幻想をサブテーマに、空への憧憬を描きあげた最新版画をリリースしました。
追憶の情景
天井がすっかり抜け落ち、廃墟と化したプラネタリウム。画面中央には、役目を終えた投影機が静かに眠っています。
そんな彼を包むような夜空には、彼がかつて華やかに再現した星々、星座たちが輝きとともに音もなく広がっていました。
ここにあるのは、遡(さかのぼ)ることのできない時間、過ぎ去ったあの頃を懐かしむ追憶の情景なのです。
幻想のドラマ
星座が生まれたのは紀元前3000年頃、古代メソポタミア文明にまでさかのぼると言われています。
人々は気が遠くなるような長い時間、様々な想いを込めて星に名を付け、その姿、形を人や動物、道具などになぞらえて語り継いできました。
私たちは、5000年の時を超えて同じ星を見、同じ星座を夜空に結んでいるのでしょう。
星座は人と人をつなぎ、きずなを結ぶ、夜空に浮かんだ幻想のドラマなのかも知れません。
細部に至るまで徹底的にこだわった繊細な筆使いで、時としてノスタルジー漂う幻想空間を、
圧倒的なスケールで我々の目の前にドラマティックに現出させるmocha。
会場ではご紹介した最新作品《プラネタリウム》をはじめ、
mochaファンから絶大な支持を集める人気作、話題作を厳選してご紹介いたします。
ぜひお近くの展示会場で、アーティストmochaが彩る天空の旅をお楽しみください。
作家紹介
mocha
その独特な世界観を圧倒的な描写力で、数々のアニメ背景の作画を担当してきた背景イラストレーター。
ノスタルジックな空気感や世界観を、背景主体で魅せる画風で幅広いファン層に支持を得ている。
CDジャケットイラストやゲーム背景イラストなどでも活躍しており、今後の活躍が大いに注目されている。
今回の版画展では、mochaオリジナル絵に加え、商業イラストも版画化されます。
版画で表現されるその美しさと深い世界観を、ぜひ会場でご堪能ください。
主な作品歴:
■書籍
『錆喰いビスコ』世界観イラスト担当(著:瘤久保慎司/電撃文庫)
mocha画集『BACKGROUND ARTWORKS』(著:mocha/ワニブックス)
『背景作画 ゼロから学ぶプロの技 神技作画シリーズ』(KADOKAWA)
mocha画集『Empathy』(著:mocha/ワニブックス)
■イラスト
『TrymenT ―今を変えたいと願うあなたへ―』背景担当(TrymenT)
『Re:LieF~親愛なるあなたへ~』背景担当(RASK)
他、商業作品多数