スペイン、バダローナに生まれる。

9歳でバルセロナのアカデミア・バルスで絵を描き始める。

主に抽象画やシュールレアリズムに専念する。

バルセロナのサン・ホルヘ高等学校 絵画科に入学し、より本格的に絵画を学ぶ。

19歳以前に学校内の全ての賞を手中にし、奨学金を受ける。

全過程を終了する1年前の19歳にして、サン・ホルヘ高等学校の助教授に推薦され、その後２年間、色彩学についての講義を行う。

スペインのマヨルカ島にアトリエを構え、この頃から、風景画を描き始める。

マドリッドにて全国的な展覧会を開催する。

秋にコペンハーゲンを訪れ、ヘンリー皇太子殿下やベネディクト皇女殿下などの肖像画を描く。

スウェーデンでクリスティーナ皇女殿下の肖像画を制作する。

マヨルカ島パルマに美術学校《地中海自由学校》を設立する。

パリのジャーナリスト協会が選定する"パーソナリティ・オブ・ザ・イサー" に選出される。

この栄誉を受けたスペイン人の画家としては、ミロ、ダリに続き史上３人目。

日本での初来日展を開催する。
初のシルクスクリーン作品を発表する。

スペイン"セビリア・フィエスタ"の公式ポスター《ヒラルダの塔》を制作する。

オランダ 花のオリンピック"フロリアード1992" の日本公式ポスターを制作。

記念版画《ゲーテの詩と共に》を発表。

10月6日、マヨルカ島パルマで大動脈瘤のため急逝する。享年47歳。 

スペインの首都マドリッドの余程の評価を得ていない限り使用許可の降りない文化施設「セントラル・コウチュラル」にて《Ｊ・トレンツ・リャド大回顧展》が開催される。