ARTIST
J.トレンツ.リャドJOAQUIN TORRENTS LLADO
【Artist Profile vol.04】
王室に称えられた、真の印象派
"ベラスケスの再来"、
"20世紀最後の印象派"
…数々の名声を博しながらも47歳で夭折したスペインの天才。
光を操り、風の色を捉え、香気さえ描き出し、
迸る情熱で駆け抜けた、短くも華々しい功績を残した生涯。
J.トレンツ.リャドの来歴を紹介します。
HISTORY
スペイン、バダローナに生まれる。
- 1955
9歳でバルセロナのアカデミア・バルスで絵を描き始める。
主に抽象画やシュールレアリズムに専念する。
- 1961
バルセロナのサン・ホルヘ高等学校 絵画科に入学し、より本格的に絵画を学ぶ。
- 1965
19歳以前に学校内の全ての賞を手中にし、奨学金を受ける。
全過程を終了する1年前の19歳にして、サン・ホルヘ高等学校の助教授に推薦され、その後2年間、色彩学についての講義を行う。
- 1968
スペインのマヨルカ島にアトリエを構え、この頃から、風景画を描き始める。
- 1974
マドリッドにて全国的な展覧会を開催する。
秋にコペンハーゲンを訪れ、ヘンリー皇太子殿下やベネディクト皇女殿下などの肖像画を描く。
- 1975
スウェーデンでクリスティーナ皇女殿下の肖像画を制作する。
- 1977
マヨルカ島パルマに美術学校《地中海自由学校》を設立する。
- 1988
パリのジャーナリスト協会が選定する"パーソナリティ・オブ・ザ・イサー" に選出される。
この栄誉を受けたスペイン人の画家としては、ミロ、ダリに続き史上3人目。
- 1990
日本での初来日展を開催する。
初のシルクスクリーン作品を発表する。
- 1991
スペイン"セビリア・フィエスタ"の公式ポスター《ヒラルダの塔》を制作する。
- 1992
オランダ 花のオリンピック"フロリアード1992" の日本公式ポスターを制作。
記念版画《ゲーテの詩と共に》を発表。
- 1993
10月6日、マヨルカ島パルマで大動脈瘤のため急逝する。享年47歳。
- 1997
スペインの首都マドリッドの余程の評価を得ていない限り使用許可の降りない文化施設「セントラル・コウチュラル」にて《J・トレンツ・リャド大回顧展》が開催される。
イベント情報
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