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2024-10-11 00:00:00

ARTIST

悠久
mocha 新作 悠久

“時の流れ”を見つめて。

アーティストmochaの創作テーマのひとつである“時の流れ”。
彼は決して時間を否定的に捉えることはありません。
なぜなら、過去も現在も未来も、 時間という壮大な物語を形づくる断片のひとつだからです。

今、目の前を過ぎていく時間によって消え去るものがあるように、
時を同じくして新たに生まれるものがあることを知っているからです。
時の鼓動は決して止まることなく永遠に刻まれていきます。
mochaは流れる時間のその先に、 ほのかなが光が届く希望を見出しているのかもしれません。


経験したことのない出会い。

広島県福山市の走島(はしりじま)は、瀬戸内海浮かぶ周囲約8.8kmの小さな島。
古くから漁業や水産加工業で栄えた島も、今は人口も減少し小学校も廃校になるなど、往時の面影はありません。

この島を初めて訪れたmochaは、使われることがなくなり海に沈む漁船、廃墟となった水産加工工場など、
過ぎ去った時間の残滓、時の名残りに目を奪われました。
走島は、それまでに経験したことのない出会いを彼に与えてくれました。


四季


現実が生みだす幻想。

走島取材を終えたmochaは、その成果についてこう語ります。

「あくまでも自分の経験からの話ですが、
実際に目で見ることによって、その場所の空気を感じることによって、 絵に確かなリアリティを持たせることができると思っています。
描きたい風景を探すために現地に足を運ぶことは、
それまで自分が持っていた情報を上書きする、
あるいは一度リセットして新たな情報を手に入れることになります。
描きたい風景の現実を目にすること、手で触り肌で感じた情報は、 そこに様々な変化を加えて新しい風景を生み出す創作の過程で、 進むべき方向を示してくれる大切な指針となっています」




時
会場

細部に至るまで徹底的にこだわった繊細な筆使いで、時としてノスタルジー漂う幻想空間を、
圧倒的なスケールで我々の目の前にドラマティックに現出させるmocha。
会場ではご紹介した最新作品《悠久》をはじめ、
mochaファンから絶大な支持を集める人気作、話題作を厳選してご紹介いたします。
ぜひお近くの展示会場で、アーティストmochaが彩る時間の旅をお楽しみください。

作家紹介

mocha

mocha

その独特な世界観を圧倒的な描写力で、数々のアニメ背景の作画を担当してきた背景イラストレーター。
ノスタルジックな空気感や世界観を、背景主体で魅せる画風で幅広いファン層に支持を得ている。
CDジャケットイラストやゲーム背景イラスト等さまざまなジャンルの作品を手掛けるとともに、
2022年からは自身の版画作品を展示販売する全国巡回展『mocha展-星しるべ-』を開催。約8万人の動員を記録した。
さらに150枚限定制作版画「星は港に満ちる」等の一部作品が完売するなど、
老若男女問わず日本全国でmochaのアートを自宅に飾るファンが増えており、今後の更なる活躍にも注目が集まっている。

主な作品歴:
■書籍
『錆喰いビスコ』世界観イラスト担当(著:瘤久保慎司/電撃文庫)
mocha画集『BACKGROUND ARTWORKS』(著:mocha/ワニブックス)
『背景作画 ゼロから学ぶプロの技 神技作画シリーズ』(KADOKAWA)
mocha画集『Empathy』(著:mocha/ワニブックス)

■イラスト
『TrymenT ―今を変えたいと願うあなたへ―』背景担当(TrymenT)
『Re:LieF~親愛なるあなたへ~』背景担当(RASK)
朝の連続テレビ小説主題歌「星影のエール」ジャケットイラスト(発売元:ユニバーサルミュー ジック)
SANOVA 1st~5thアルバムジャケットイラスト(発売元:ビクターエンタテインメント)
「コニカミノルタプラネタリアTOKYO」ポスターイラスト(提供:コニカミノルタ株式会社)
他、商業作品多数


©mocha

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当展示会は、アールビバン株式会社主催の入場無料、絵画展示販売会です。

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