mocha 新作 明鏡止水
EVENT
ふたつの空、ふたつの世界。
緩やかな流れさえ静止した水は、一点の曇りもない鏡のようになるという“明鏡止水”。
中国・宋の時代から、清らかで静かに澄み切った心を表す言葉として語られてきました。
mochaの最新版画作品《明鏡止水》は、
京都周辺を旅する中で出会った伝統的な水のある暮らしの風景にインスパイアされ、空と水、人々の営みと静寂の時間を描いた意欲的な作品です。
夜空のスペシャリストが描くふたつの青い空、ふたつの世界がまだ見たことのないファンタジーの世界へとあなたを誘います。
空の青。水の蒼。
空を描きたかった。どこまでも続く青い空を。どこまでも続く白い雲を。
空を映したかった。どこまでも透き通るような青い空を。
空を移したかった。さざ波ひとつ立たない静まりかえった水面に。
上と下、ふたつの世界を隔てるのは蒼く煌めく水の鏡。
風の音もなく、水の音もなく、時さえも止まった、永遠に交わることのないふたつの世界。
水面はひととき、天空のすべてが映り込んだもうひとつの空になる。
空を映しとる水面。
最新作品《明鏡止水》について、mochaはこんな話をしてくれました。
「絵とは、見てくださった方が自分の想いを重ねて、自分だけのなにかを絵の中に見つけて、はじめて一枚の作品として完成すると思っています。
絵を見てくださる方が自分だけの物語を絵の中に見つけていただければ、僕にとってもその絵を描いた意味があった、そんなふうに思います。
この空の青、水面に映った空の風景が誰かの心に、ほんの少しの癒しや懐かしさ、安らぎや穏やかさを届けたなら、
もうひとつの世界にもうひとりの自分がいる不思議さ、別の世界を意識していただけたなら、こんなに嬉しいことはありません」
細部に至るまで徹底的にこだわった繊細な筆使いで、時としてノスタルジー漂う幻想空間を、
圧倒的なスケールで我々の目の前にドラマティックに現出させるmocha。
会場ではご紹介した最新作品《明鏡止水》をはじめ、
mochaファンから絶大な支持を集める人気作、話題作を厳選してご紹介いたします。
ぜひお近くの展示会場で、アーティストmochaが彩る時間の旅をお楽しみください。
作家紹介
mocha
その独特な世界観を圧倒的な描写力で、数々のアニメ背景の作画を担当してきた背景イラストレーター。
ノスタルジックな空気感や世界観を、背景主体で魅せる画風で幅広いファン層に支持を得ている。
CDジャケットイラストやゲーム背景イラスト等さまざまなジャンルの作品を手掛けるとともに、
2022年からは自身の版画作品を展示販売する全国巡回展『mocha展-星しるべ-』を開催。約8万人の動員を記録した。
さらに150枚限定制作版画「星は港に満ちる」等の一部作品が完売するなど、
老若男女問わず日本全国でmochaのアートを自宅に飾るファンが増えており、今後の更なる活躍にも注目が集まっている。
主な作品歴:
■書籍
『錆喰いビスコ』世界観イラスト担当(著:瘤久保慎司/電撃文庫)
mocha画集『BACKGROUND ARTWORKS』(著:mocha/ワニブックス)
『背景作画 ゼロから学ぶプロの技 神技作画シリーズ』(KADOKAWA)
mocha画集『Empathy』(著:mocha/ワニブックス)
■イラスト
『TrymenT ―今を変えたいと願うあなたへ―』背景担当(TrymenT)
『Re:LieF~親愛なるあなたへ~』背景担当(RASK)
朝の連続テレビ小説主題歌「星影のエール」ジャケットイラスト(発売元:ユニバーサルミュー ジック)
SANOVA 1st~5thアルバムジャケットイラスト(発売元:ビクターエンタテインメント)
「コニカミノルタプラネタリアTOKYO」ポスターイラスト(提供:コニカミノルタ株式会社)
他、商業作品多数
©mocha
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当展示会は、アールビバン株式会社主催の入場無料、絵画展示販売会です。
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