mocha 新作 -四季眺望-
EVENT
アニメーション背景からCDジャケットまで、幅広い作品を手掛け、現在注目を集めているイラストレーターmocha(モカ)。
昨年から全国で開催中の「mocha展-星しるべ-」ではすでに延べ2万人を動員するなど、日本全国で圧倒的な人気を博しています。
そんなmochaの新作版画「四季眺望」が満を持して発表されます。
版画のために描きおろされた本作は、
“今までとは違う現代的な四季の美しさ”が描かれています。
春
春の一日、池を囲むように公園の桜の花が満開です。池の水は空の青と桜の薄紅色が映り込んで、
不思議な色調を帯びています。
ここは、旅立つ彼女が
その目に焼き付けたかった特別な場所です。
夏
観光スポットから少し離れた小さな漁港。
漁を終えた船と入道雲が浮かぶ眩しい空が迎えてくれました。喧騒から遠く離れどこまでも静かな、海風が運ぶ夏の一日。
秋
一人分け入った静寂の森。
せせらぎで一本の木と出会い、時を忘れるひとときが生まれました。秋は、黄金色の夕陽が紅葉の赤に幻想の彩りを贈る季節です。
冬
夜空を流れるきらめきは、はるか遠く真冬の海に降り注ぎ、
光のベールは空と海の境界を曖昧なものへと変えます。
巡る季節、少女は光の帯になにを見つけるのでしょうか。
《四季眺望》は現代的な季節感を表現した
それぞれ独立した4枚のシリーズ作品として、
また、何気ない風景に春・夏・秋・冬と朝・昼・夕・夜という
ふたつの時間軸を巧みに表現した、
“現代の屏風絵”感覚でもお楽しみいただけます。
人物の大きさや水平線(地平線)、
遠近感などに統一感を持たせたアーティストのこだわり、
大作が持つ圧倒的な迫力、雄大なスケール感を
ぜひ会場でお確かめください。
作家紹介
mocha
その独特な世界観を圧倒的な描写力で、数々のアニメ背景の作画を担当してきた背景イラストレーター。
ノスタルジックな空気感や世界観を、背景主体で魅せる画風で幅広いファン層に支持を得ている。
CDジャケットイラストやゲーム背景イラストなどでも活躍しており、今後の活躍が大いに注目されている。
今回の版画展では、mochaオリジナル絵に加え、商業イラストも版画化されます。
版画で表現されるその美しさと深い世界観を、ぜひ会場でご堪能ください。
主な作品歴:
■書籍
『錆喰いビスコ』世界観イラスト担当(著:瘤久保慎司/電撃文庫)
mocha画集『BACKGROUND ARTWORKS』(著:mocha/ワニブックス)
『背景作画 ゼロから学ぶプロの技 神技作画シリーズ』(KADOKAWA)
mocha画集『Empathy』(著:mocha/ワニブックス)
■イラスト
『TrymenT ―今を変えたいと願うあなたへ―』背景担当(TrymenT)
『Re:LieF~親愛なるあなたへ~』背景担当(RASK)
他、商業作品多数